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- これから防水職人をはじめる
- 防水職人になって間もない(1年未満)
このような人たちは知っておくべきことがあります。
それはこの5つです。
- 防水工事とは
- 防水工事を行うメリット
- 防水工事のデメリット
- 防水工事を依頼する理由
- 防水工事とはプロの仕事
いざ仕事を行うときに上記5つを「知っている人」と「知らない人」では雲泥の差。一人前の職人になるスピードが格段に違います。
この記述ではあなたを「知っている人」にすることでその後の技術向上のサポートができると考えています。
一級防水施工技能士(経験15年、未経験から4年で独立)の私がわかりやすく解説します。
防水職人の(本当ははじめに知らないといけない)当たり前の知識をつけ、デキる職人を目指しましょう。
防水工事とは建物を水から守る(雨漏りを防ぐ)仕事
防水工事は「雨漏りを防ぐ」ことだと思ってもらえればOKです。
建物は雨漏りしてしまうと徐々に腐っていきます(腐食)
【放置してはダメ!】雨漏りによる弊害!(鋭意制作中)腐った建物は強度が下がり寿命が短くなります。
ひどい場合は建物が傾いたり,家の資産価値が下がったりします。
建物の腐食・劣化を「今すぐ」または「将来的に」防ぐために防水工事を行います。
防水工事を行うメリット
防水工事を行うメリットは以下の4つ。
- 建物に水が入らなくなる(耐水性アップ)
- 建物が強くなる(耐久性アップ)
- キレイになる(美観)
- メンテナンスを行えば半永久的に建物を守れる
- 暮らしの安心を得られる
建物に水が入らなくなる(耐水性アップ)
防水工事を行うと、施工した箇所から水を防ぐことができます。
防水職人は施工箇所内に水の入口を作らないよう心掛ける必要があります。
建物の角(出隅・入隅)や排水口(ドレン)の周りなどは特に注意が必要です。
建物を強くする(耐久性アップ)
防水工事を行うと、建物の劣化を防ぎ、状態を良好に保つことができます。
できあがった防水層は種類・工法によって耐用年数が異なるので気をつけましょう。
【防水工事の種類まとめ】特徴から各種工法、耐用年数を徹底解説!(鋭意制作中)キレイになる(美観)
防水工事を行うと、美観の維持または回復ができます。
定期的に清掃・メンテナンスを行うとさらに美観が維持されます。
メンテナンスを行えば半永久的に建物を守れる
防水工事は、施工した防水層の上にさらに防水層を重ねることができます。※撤去が必要な場合もあります。
旧防水層が「生きている」状態であればトップコート(保護仕上材)を塗ってさらに防水層の寿命を延ばすことも可能です。
ただし、手抜きや知識不足によるひどい施工(接着不良・硬化不良など)を行うとメンテナンス時に高額な費用がかかったりします。→低品質の防水層を撤去して直すところからスタートするためです。
将来のメンテナンスも考えて施工ができると最高ですね!
暮らしの安心を得られる
「雨漏りしない」ということは、日々の生活に安心を与えることができます。
お客さんが安心して暮らせる環境を作ってあげられるというのはとても素晴らしいことです。
防水職人にとっても満足、自己肯定が高まる素敵な仕事ですね!
防水工事のデメリット
防水工事のデメリットは以下の4つ。
- 費用が高額
- 臭いが出る
- 雨天時に施工ができない
- 職人の腕によって品質が変わる
費用が高額
防水工事は高額です。
1日数時間の工事でも2万円以上、ベランダひとつ10万円以上かかります。※作業内容による
お客さんは数十万から数百万かけて防水工事を依頼しています。
高い買い物をして「粗悪」な商品だったらどう思うでしょうか?
価値に見合う作業が望まれます。
臭いが出る
防水工事は材料に臭いがあります。
環境対応型のような低臭タイプの商品もありますが、それでも無臭というわけではありません。
職人に慣れてくると、臭いにも慣れてきてしまうので気づきにくいですが住民の方は不快に思う・我慢をしていることがほとんどだということを頭に入れておきましょう。
悪天候(雨天・強風など)のときに施工ができない
防水工事は天候に左右されます。
雨(または水)によって濡れている、または水が溜まっている箇所への防水工事はできません。
強風時には材料は飛んでしまう恐れが十分にあります。時には人命に関わるような大きな事故を起こしかねないということを覚えなければいけません。
【悪天候は施工中止!】雨や強風によって防水工事ができなくなる理由!実例あり!(鋭意制作中)職人の腕によって品質が変わる
防水工事は、作業者の技術力&知識次第で大きく品質や美観が変わります。
お客さんにとって、
- 表面的な満足である「美観」と「防水」
- 本質的な満足である「防水期間の継続=安心して暮らせる」
この2つをクリアできる職人は(厳しい言い方になりますが)多くありません。
裏を返せば、その2つをちゃんと施工できるだけで他業者との差別化を図ることができます。
お客さん(顧客)が防水屋に防水工事を依頼する理由
お客さんは以下のような理由で防水屋に工事を依頼します。
- 雨漏りしている
- 施工箇所(または建物全体)が老朽化している
- 施工箇所に異常が見られる
- DIYできない
依頼理由を知ることでお客さんが何を求めているのかがわかります。
雨漏りしている
雨漏りを止めるために防水工事を依頼します。
雨漏りを放置することは建物にとってひどいダメージを与えます。
【放置してはダメ!】雨漏りによる弊害!(鋭意制作中)お客さんは家の中に漏れているという不快感(ストレス)、そして家がボロボロになってしまうんじゃないかという不安を解消してほしいと思っています。
一刻も早い防水処置を望んでいると考えられます。
施工箇所(または建物全体)が老朽化している
屋上やバルコニーなど、雨を受ける箇所が老朽化している場合、防水工事を依頼することがあります。
お客さんは、脆(もろ)くなってきた場所から雨水が入り家の中まで入ってきてしまうのでないかと考えます。またそうでなくてもこのままでは何か不具合が起きるのでは?という不安を感じることになります。
防水屋は(長期的な)不安の解消を求められます。
施工箇所に異常が見られる
屋上・バルコニーなどがまだ新しい、または改修工事をして間もないとしても異常や不具合があれば防水工事を依頼することがあります。
例えば、
- 亀裂(クラック、ひび割れ)
- 穴
- 膨(ふく)れ
- 剥がれ
などです。
老朽化と同じく、お客さんはこれらの異常・不具合から雨漏りの危険や何かしらの不具合を心配します。
簡単な補修工事になるか、本格的な全面改修工事になるかは異常の程度によりますがお客さんは納得ができる(心配を解消してくれる)施工を望んでいます。
知識と技術があれば、お客さんは安心できます。
DIYできない
防水工事を依頼してくる理由として、お客さん自身が「自分ではできない」という理由があげられます。
防水工事は専門的な作業です。DIYができない…わけではありませんが素人の作業はまったくおすすめできません。
理由は、
- 危険(危険な材料、危険な道具)
- 汚れる(落ちない、取れない)
- 難しい(丁寧に行わなければいけない、リカバリーが困難)
からです。
詳しくは下記の記述をご覧ください。
【おすすめできない!】DIYで防水工事をしてはいけない理由!(鋭意制作中)お客さんは「防水工事のプロ」として専門家である防水屋に作業を依頼します。
厳しいようですが「アマチュアの仕事は望まれていない」と知りましょう。
防水工事はプロフェッショナルな仕事
防水工事を「ちゃんと」行える職人はプロフェッショナルです。
素人ができない作業を、
- 高い技術
- 豊富な知識